Webサイトをhttpからhttpsへ移行したのに、SEO対策プラグイン「Yoast SEO」のカノニカルURLがhttpになっているときの対処法
サイトを運営する上で、SSL化(URLがhttps://から始まる形に)は必須とも言える項目となりました。SSL化しているサイトの方が検索結果で上位表示されることが多く、SEOを行う上でも一定の効果が見られています。SSL化するにあたり、URLの正規化など設定することが増えてきます。
とあるWordPressサイトのSSL化を行う中、導入していたプラグイン「Yoast SEO」が表示するソースコードのカノニカルタグのURLがhttpsに変更されずhttpのままになっている状態に陥りました。この記事では、Yoast SEOを導入しているサイトのカノニカルURLをhttpからhttpsに修正した方法お伝えします。
Contents
1.YoastSEOとは?

WordPressサイトのSEOをサポートしてくれるプラグインです。500万件以上ダウンロードされており、世界中のWordPressユーザーに利用されています。このプラグイン1つでタイトルタグ、メタディスクリプション、サイトマップの送信などの設定、コンテンツのSEO分析など多岐にわたり行うことができます。
2.メジャーなSEO対策プラグインAll-in-one SEOとYoast SEOの違い
メジャーなSEO対策プラグインとしてよく比較されるのが、「All-in-one SEO Pack」です。Yosat SEOもAll-in-one SEO Packもどちらも優秀なプラグインです。サイトマップの送信やメタタグの編集などは、どちらでも行うことができます。
一番の違いはYoast SEOには記事に対してSEOサポート機能があります。フォーカスキーフレーズという項目に上位表示させたいキーワードを入力すると、今、書いている記事に対して分析を行い改善点を表示してくれます。
3.カノニカルタグとは?
カノニカルタグとは、検索エンジンに対してサイトのURLがwwwあり・wwwなしで重複して認識されないように、優先させたいURLをhead内に記述するタグです。
カノニカルタグを記述しないと、同じドメインでwwwありのサイトURLと、wwwなしのサイトURLが別々のサイトとして認識されてしまいます。同じドメインで同じ内容になるので重複コンテンツとして判断されてしまいSEOの評価としても良くありません。
4.サイトをhttpsに移行したのにカノニカルがhttpのままである原因
Yoast SEOを使用し、httpからhttpsへサイトをSSL化した際に、カノニカルがhttpのままというケースがありました。プラグインの設定が原因かと考えましたが、Yoast SEOでhttp/httpsの設定、wwwあり・なしの設定はできません。http/httpsの設定、wwwあり・なしの設定は.htaccess やWordPressの設定で行います。.htaccessやWordPressの設定をしても、解消されない場合はプラグインに問題がある可能性が高いです。
5.YoastSEOのカノニカルをhttpsへ正常化させる方法
Yoast SEOを使用したサイトのカノニカルを正常化させる解決方法は2つあります。
その1.プラグインのアップデート
使用しているプラグインのバージョンが古いと、こういった現象が起きるケースがあるようです。プラグインのアップデートを行って解消したという事例がありました。しかし、私たちの場合、プラグインのアップデートでは解消できませんでした。
その2.補助プラグインのインストール
結論から言うと、私たちは補助プラグイン「Yoast TestHelper」をインストールすることで解決できました。プラグインは複雑な設定などなく、以下の手順で設定を完了することができました。
1. Yoast TestHelperプラグインをインストールして有効化
2. [ツール]-> [Yoast Test]に移動
3. [インデックス可能ファイルと移行をリセット]ボタンをクリック
4. [ここをクリックしてサイトを今すぐ高速化]ボタンをクリック