真空注型で作ったものは、製品として使用できるのか?

真空注型というと、プラスチック製品の試作工法として知られています。しかし先日、お客さまの一社で、注型を使って50個のプラスチック製品を量産していらっしゃいました。真空注型は、試作以外に、小ロットのプラスチック製品の量産にも使われるのか?調べてみましたら、結論としては、条件さえ合えば使われているようです。

プラスチック製品 (写真はイメージです)

真空注型とは、真空に近い槽の中で、型に樹脂を流し込み、樹脂製品を複製する成形方法です。注型用の型はシリコン型や樹脂型、注型用の樹脂はウレタン系やエポキシ系の熱硬化性樹脂などがあります。量産工法である射出成形で用いられるのは熱可塑性樹脂ですから、真空注型とは素材の物性が異なります。

真空注型品は、昔は数ヶ月もすると黄変してしまいましたが、素材の進化にともなって、真空注型を量産品(消費者が使用する製品)として使用される場面があります。特に、小ロットのプラスチック製品ニーズに対応しています。

真空注型で製品を作る際の注意点

  1. 熱や紫外線には弱いですから、可動部の部品や屋外で使用するものには適しません、が、塗装を行うことで強度をあげたり、耐候性を高めたりすることもできます。
  2. 医療用に用いるプラスチック製品の場合、滅菌が必要になれば耐熱性が求められますが、真空注型で使用できる樹脂材料は耐熱温度としてせいぜい90℃程度まで。(滅菌にも、いろいろな種類がありますので、耐熱温度を検討する必要があります。)
  3. 真空注型で使用する型の耐久性は、20個程度。たとえば100個製造する場合は、型を複数作るコストが必要です。


このように、小ロットのプラスチック製品の製造にも使われる真空注型ですが、その他の方法としては、樹脂成形の本番材料を使用するマイクロ波成形(金型不要)、樹脂成形でも簡易金型を使用するなどが小ロット工法としてあります。わたしもいつの日か商品を開発してみたいです!


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更新:2020年03月16日