プラスチック製品の表面の仕上がり(加飾)いろいろ

プラスチック製品は、塗装をしたり、表面をマットに仕上げたり、さまざまな表面の仕上がりがありますよね。このように表面に表現を加えることを「加飾」といいますが、どのような方法があるのか、調べてみました。

プラスチック

プラスチック製品は、意匠性や機能性を目的として表面仕上げ(加飾)を施します。加飾のタイミングとしては、金型加工時、成形時、成形後表面処理に分類されます。

金型加工で成形品に転写

金型キャビティにパターンを形成し、そのまま成形品に転写されます。

シボ加工 サンドブラスト 金型キャビティに微細な研磨材を吹き付けて凹凸を形成することで、くもったような質感を出します。研磨材の粒子の大小、ショットの強弱で、表面の粗さをコントロールします。
フォトエッチング マスキング(フォトレジスト)で防食処理を施し、エッチング液などの腐食剤によって不要部分を除去することで、目的とする形状を形成します。
梨地 キャビティの表面を酸と接触させ、化学反応によって凹凸を形成します。サンドブラストではランダムな凹凸ができますが、規則性があり連続した凹凸が得られます。サンドブラストよりも耐久性に優れた成形品が得られます。
鏡面仕上 キャビティを砥石、ペーパー、ダイヤモンドなどで磨き、鏡面を形成します。
彫刻 金型に切削を行い、凹凸を形成します。

成形時加工

インモールド転写 キャビティ内にデザインされたフィルムを挟んで成形を行うことで、成形品表面にデザインを転写します。複雑な3D成形品への絵付けが可能です。

表面処理

成形後に後加工を行いますが、製品仕上がりによって、あらかじめ金型面を仕上げておく必要があります。

塗装 製品へ塗料を塗布し、塗料の皮膜で覆います。
メッキ 金属が溶けた水溶液に浸漬し、製品表面に金属膜を形成します。
蒸着 金属や酸化物などを蒸発させて、製品表面に薄膜を形成します。
印刷 製品へインキを付着させ、インキの皮膜で覆います。
水転写 水槽に特殊フィルムを浮かべ、製品を沈めた際の表面張力の作用で、特殊フィルムを転写させます。

・金型トライの初期には金型表面を梨地程度にして、形状や機能を確認します。最終段階で、金型の表面を磨く、シボ追加などを行います。
・シボなど外観仕上げによって必要な抜き勾配も異なります。金型設計時点である程度の外観仕様を決定しておくことが求められます。

プラスチックの加飾は、マテリアルの雰囲気を表現するのに重要ですね!

余談ですが、わたしは昔、プラスチックと樹脂が同じものを指すのか悩みました。同じですね。英語ではレジン Resin という言葉も一般的に普通の樹脂を指す言葉として使われますが、日本では光造形の分野や、最近では手づくりアクセサリー分野など特定の分野で使われています。SEOを考える際には、言葉が持つ「意味空間 (言葉が存在する世界)」を理解することが大切です。


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更新:2020年03月15日