
BowNow(バウナウ)は、中小企業向けmaツール(マーケティングオートメーションシステム)です。( BowNowについて詳しくはこちら ) ここでは、実際にBowNowを運用していく中ででてくる質問にお答えします。
BowNow(バウナウ)活用Q&A
企業Aの内部展示会に出展するため、Aの社員に案内したい
一つ前の「特定の企業からどれくらい人がきているか知りたい」と同じ手順でリード検索します。この場合、「メールアドレスあり」で条件指定します。抽出したリードから「メール送信先リスト」を作成し、案内を送ります。
BowNowのステータス、メモ、ToDo、タグの使い分けは?
顧客(リード)の検討レベルは「ステータス」で管理し、アプローチ履歴は「メモ」で残し、特出した条件を残したい場合は「タグ」で管理し、次回アクションはtodoで管理いただくのがお勧めです。
新規リードが増えません!
Google Analyticsなどアクセス解析を使って、アクセスの多いページを見つけ、そのページに来るユーザーが知りたいことをホワイトペーパーにして配布することがお勧めです。自分達が発信したいことではなく、「すでに集客できているページの訪問者が知りたいこと」をダウンロード資料として企画することがポイントです。これを、アクセスの多い順に行っていくと、新規のリード獲得に貢献します。
ホワイトペーパーをダウンロードした人にお礼のメールを送信したら、ステータスは何に変えたら良いでしょうか?
まず見極めるのは、「見積りが必要な人かどうか」です。今、見積が不要なのであれば、ステータスは「失注」または「未設定」に変更するのがお勧めです。「そのうち見積が必要かもしれない」人をダッシュボード上に残しても意味がありませんので、いったんステータスを開放することで、またそのリードに動きがあれば「顕在」または「アポ見込み」に上がってきます。その時にフォローができます。
都道府県だけ取得したいが、リード情報に反映されない
BowNowのフォームで、デフォルトで用意されている住所は、「郵便番号、都道府県、市区町村、住所1、2」とフルセットのもので、非常に見た目として場所をとります。
そんなに細かい住所は不要なので、「都道府県」だけ取得したいこともあります。しかし、独自のプルダウンで「都道府県」を作成した場合、それはリード情報に反映されず、「リード検索」で特定の都道府県のリード抽出ができなくなります。
そのような時にお勧めなのが、フォームを作る際に管理情報と連携して使える「グループ」または「タグ」です。フォームのパーツを挿入する画面で、「オリジナル項目」は管理情報と連動しませんが「管理情報連携項目」は連動します。(名称の通りです) フォーム内の「都道府県」欄を「タグ」で作成すれば、リード検索の「タグ」より、都道府県別にリードを検索することができます。
リード登録した人が、配信したメルマガからWebサイトへアクセスした場合、フォームに情報を入力しなくても行動履歴が分かりますか?
はい、すでにBowNowのデータベース内にリード登録されている人であれば、メルマガからWebサイトへ流入した際、メールフォームに情報を登録しなくても、行動トラッキングが可能です。
BowNowからメール配信する場合、必ずダウンロードできる資料のようなものを用意する必要がありますか?
メールマガジンを配信する際、ダウンロードできる資料を用意しなくてもメルマガ配信そのものはできます。ただ、メールを配信する目的が、「リードの検討度合いの見極め」であれば、見極めるためにフォローの電話またはメールをする必要があります。
資料ダウンロードのような仕掛けがなければ、「連絡する口実」がありません。メールマガジンは出すことが目的ではなく、「連絡する口実を作ること」と考えると、やはり、ダウンロードできる資料をご準備いただくことをお勧めします。
顕在化ステータスに設定するキーページは、どのように選んだら良いでしょうか
GoogleAnalyticsを使うと、問い合わせ完了ページ(サンクスページ)に至るまでに閲覧されたページのリストを抽出することができます。
サンクスページに至るまでに閲覧されたページを抽出する条件を設定しましょう。行動>サイトコンテンツ>すべてのページより「セグメントを追加」そして「新しいセグメント」をクリックします。

新しいセグメントとして、下記のように「問い合わせ完了ページ」のURLを指定した条件を作成します。このセグメントによって、「問い合わせに至るまでに閲覧されたページ」をリスト化できます。そこからキーページと判断できるURLを登録します。

GoogleAnalyticsはあくまでも「過去」しか分析できませんので、これは「キーページ」の一つの参考としてください。
BowNowに複数人でログインすると、追い出されます
BowNowは複数人で、同じアカウントでログインすると、最初にログインしていた人がログアウトさせられてしまいます。BowNowを使う担当者分、アカウントを発行し、それぞれのアカウントを使用してログインしましょう。

メールの送信履歴では「到達率100%」ですが、エラーが返ってきます
BowNowのメール到達率とは、BowNowが送信したメールが、相手のメールサーバーに到着したことを示しています。相手のメールサーバーに到着したメールが、受信者のパソコンに受信される経路でエラーが起きている場合、BowNow上ではエラー判定となりません。エラーメールが返ってくるメールアドレスを確認し、必要に応じてBowNow上から削除、メールアドレスの変更を行ってください。
BowNowにリード登録をする際、最低限必要な項目は何ですか?
必須項目は「姓」と「メールアドレス」それから、「メール配信希望」に1を入れるだけです。
データの整備に時間がかかるようでしたら、上記3つのみで登録することも検討しましょう。リードに対する詳細情報は、運用する中で追加で取得していくことが可能です。
都道府県・市区町村・住所分割(Excelマクロ)もご利用ください。
「アポ見込み」はどのように使えば良いでしょうか
「アポ見込み」は過去、見積りや資料を送付したリードが、しばらくしてから「また検討度が高まった」ことを知るために使います。見積りを出したり、資料を送付した後、受注まで至らなかったリードは、「失注」ステータスに変更します。
「失注」ステータスのまま90日が経過すると「リアクティブ」タグが付与されます。このリアクティブタグがついたリードがキーページを含むセッションが2回以上あると「アポ見込み」まで上がってきます。積極的に営業を行いましょう。
「アポ見込み」を活用していくためには、積極的に「失注」とすることが重要です。「保留」「見積り済み」などのステータスを作り、そこに入れてしまうと、「検討度が再度高まった」ことが分からなくなるので、注意です。

メールを配信している効果測定は、どのように行えば良いでしょうか
SFA(営業支援システム)を入れていたり、BowNowと連携している場合は、効果測定はSFA側で行えますが、BowNow単体として、メールを配信している効果測定をどのように行えば良いでしょうか。一般的にマーケティングオートメーションの成果として使用できる指標として、下表のように「顧客ステージ」ごとの顧客数や、受注数、受注額などがあります。
顕在(Engaged) | コンテンツのダウンロードなど購買行動につながるアクションを取っているリード数 |
ターゲット(Target) | 自社のターゲットに合致しているリード |
MQL(Marketing Qualified Lead) | 購買の状況がある程度進んでいる見込み客 |
SQL(Sales Qualified Lead) | MQLの中でインサイドセールスまたは営業がフォローし、案件化けの見極めを行う対象 |
しかしBowNowで使用している「ステータス」は、固定の情報としてリードに付加されず、流動的です。例えば、あるリードが「見積り済」ステータスになったとしても、受注すれば受注ステータスに、失注すれば失注ステータスに、さらに受注ステータスも定期的に「未設定」に戻してしまうため、「メール流入から見積りに至った人数」などを、後から把握することが難しいです。
そこで、少なくとも下記には、「タグ」をつけることをお勧めします。
「見積提案」タグ…見積りを出した人に付与。ステータスを「見積り済み」に移す際に付与。
「受注」タグ…同様に、受注時にステータスを受注に移すだけではなくタグを付与します。
このようにしておくことで、リード検索画面から「メール流入」を条件として、見積りを出した件数、受注件数を、後から特定の期間で絞り込んでデータとして抽出できます。
資料をダウンロードした特定のリードだけに、一斉でお礼メールの配信を行いたい
メールニュースを配信して、資料ダウンロードを促すと、多くの方がダウンロードされます。その中でも、特に個別に連絡して対応したいリードと、あまりターゲットではないので「定形のお例文を送信したい」リードがでてきます。複数人に同じ定型メールを送りたいときは、下記のように処理すると良いでしょう。
- 定形メールを送信したい人には「0117お礼メール」など特定のタグを付与します
- リード検索で、そのタグを持つ人を抽出してメール配信リストを作成します
- BowNowのメール配信機能を使用して送信します
- タグの利用数には上限(250個)がありますので、送信後は削除しておきます
設定 > システムを設定する > トラッキングコード名をクリックより、作成済みのタグを削除することでリードに付与されていたタグを削除できます。
