アバカの様々な顔

Abaca

アバカはフィリピンで獲れるバナナの特別な一種です。主に、繊維とその万能な素材として栽培されています。シンプルな手芸品から技術産業まで、アバカは様々な顔を持っています。


手工芸品


アバカの土産物

ビコール地方はフィリピンのアバカ生産量の40%を占める生産地です。このうち92%がカタンドゥアネス州で作られています。アバカの繊維は3mほどの長さとなり、伸長性もあり、特に束になった時に優れた引張強度を示します。しっかりとしたアバカは繊維はとても光沢があり美しいです。もちろん海水によるダメージにも強く、工芸品にはぴったりです。これがビコールがサンダル、バスケット、マットレス、うちわや家の装飾品などの美しいアバカ製品を作ることができる理由です。これらの製品は、いつもオーガニックで東洋的な雰囲気があります。


アバカ繊維とファッション

アバカは多くの生地にも使われています。アバカは長く、強く、そのため美しい生地を織ることができます。Kutur ni Jeanのアルバヤノデザイナーのジーン・アルタはアバカ繊維(現地語:pinukpok)を使ったビコールファッションや文化の創作の専門家。その職人技はファッションの中でのアバカの多様性と美しさをも見せています。


家具


家具
家具

手工芸品としても使われているように、アバカはさらに大きな家具などの作品にも道を開けて行っています。これらの家具は世界中の多くのホテルやリゾートに輸出もされているんです!アバカの繊維はカーテンやカーペット、マットなどインテリアデザインにも使われています。


技術の革新


原油、海運、漁業、そして旅行業もナイロンや他の人工繊維のロープとは違って滑りにくいので、アバカのロープにに頼っています。プラントや工場は大きな機械による力に耐えられるロープが必要だからです。

その高い引張強度のため、アバカは自動車用に使われることだってあります。アバカ繊維は車のシートやインテリアパーツの素材として使われます。また、車の外観部品のガラス繊維強化プラスチックの代わりとして使われることも。


Mercedes Benz has been using abaca fiber to reinforce plastic

メルセデス・ベンツは車のボディパーツにアバカ繊維をプラスチックを強化するために使用しています。これにより、乗り物をより強くまた軽くしています。外観部品に自然繊維が初めて使われたのがアバカ繊維で、足回りを強化し、ガラス繊維の代替品となりました。会社は、アバカ繊維を使うことで60%エネルギーを節約できると発表しています。これは二酸化炭素排出も少ないと言うことです。廃棄物は、もちろん肥料として利用できます。


特別な紙


アバカ繊維の最も多い用途は紙です。アバカは紅茶やコーヒーバッグに使用されたり、紙幣、タバコのフィルター、医療用の非常食、再生紙、高品質な紙そして真空パックなどに加工されます。ティーバッグだけでもアバカの特殊な紙を大量に消費しています。紅茶はヨーロッパ、東アジアそして南アジアで文化と食事の一部分として広く消費されています。日本の紙幣は30%がアバカ繊維でできています。アバカはとても強くしっかりとしているので、需要に応じて多様な手触りと品質に加工することができます。

アバカは色んな形に出来上がり、多くの用途があります。その使用法が幅広いので、多くの国や産業に輸出されていることも驚きではありません。どのような人にでも利用され、広がっているのです。


この記事は「The many faces of Abaca」の日本語訳です。

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更新:2020年07月11日